2015 Symfony Conパリ編 出席の(反省)レポート   1.ワークショップ編


(↑これはカンファレンスの写真です。オフィスは下のリンクのgooglemapのを見てください。)

もう少し詳細な話を。もともと、後からまとめようと思っていたのです。
先月のSymfonyConParis2015の詳細を。
あれだけだとあまりにも印象ペースで情報が少なすぎると思ったので、
というわけで、今回からテーマ別に分けて、その時の内容を復習がてら、書きます。

というわけで、第1回目は、プレワークショップ編 。


プレワークショップはかなりの出費なのですが、
せっかく行くんだし、なかなかタイムリーな内容なのでこのさいと思って、受けました。


日程と内容

旅程としては前の土曜に出発して、日、月は調整&観光日。
1日火曜からをカンファレンスモード、としていました。
1日、2日はプレワークショップ(午前午後の部2つずつを組み合わせて4つ、受講するスタイル。1190ユーロ (157,765円)
3日〜5日は劇場でのカンファレンス。 379ユーロ(50,190円)

という構成でした。

後でお金の話は詳しく書きますが、そうです。高価です。これに旅費が入るのですから、macBookAirの新しいモデルとかBTOで贅沢に盛り込んで買えたはずです・・ 。

カンファレンスはパリの劇場とゴージャスですが、
ワークショップはSensioLabsのオフィス。
オフィスは、クリシーというパリのちょっと北の地区。
どうせ旅行なので観光も兼ねていると思い、オフィスの結構近くのホテルを探して、泊まりました。

1日は朝9時にオフィス突撃。
実は今回の目玉は、ワークショップそのものもあるのですが、
パリのIT会社のオフィスに潜入する、という庶民的な好奇心もありました。

時期が時期だったので、セキュリティは厳重。
エレベーターを上がった先のオフィスの入り口に着くと、
セキュリティガードの前で、一人一人、かばんを開けさせられました。

カウンターで身分証(=外国人である私はパスポート)を見せて受講証をもらう。
途中、廊下の壁はグリーンでなんかかわいい絵がペイントしてあって、
ああパリだな、と思ったり、これって、
Symfonyのコーポレートサイトみたいなカラースキームなのかな、と思ったり。

通された部屋は、ほとんど大学の講義室のような感じ。
ヨーロッパらしくセントラルヒーティングのようなものもあり、
昔いたイギリスのコンピューターサイエンス学部の建物を思い出しました。

講義内容


受講生は15、6人くらい。
1日目から2日目までで、受けたワークショップの内容は
 (1)1日目午前 Symfony3.0への移行
 (2)1日目午後 Doctrine2.0
 (3)2日目午前 Blackfireによるパフォーマンス測定
 (4)2日目午後 SymfonyでのRestful APIの設計


実用的だったのはなんといってもSymfony3.0の移行ネタ。
講師はNicolas GrekasというSymfonyのメインコミッターの方。
これは誰もが通る道だと思ったので、非常に良かった。
個人的にはLDAP認証サポートは、興味があり、
講義中に質問したのだが、「パラメタに認証用の内容だけつけたせば、できるよ」
というわりとあっさりした答え。これはまた後でフォローしてみようと思う。

午後のDoctrineは、
講師はBenjamin Eberlei氏、こちらは目新しい話ではないものの、堅実な話。
DB設計の話も当然入ってきましたが、
こういうのはどちらかというと聞いてから、
ああ、あそこの実装、こうするべきだったんだな、とわかるような話。
経験を重ねるごとに、もっと、勘がさえてくるだろうか。

2日目は少々ダレ始め。
午前中はBlackfireProfilerというパフォーマンスツールを
パフォーマンス改善。
「WallclockTimeとCPUTimeの違いみたいな話から始まって、
webサービスにおけるパフォーマンスとは何か、などのレクチャー部分は良かったが、
ツール部分はインストールがうまくいかず、
ほとんど他の人がやっているのを見ている状態。

orz反省・・・

何と言っても、github設定も含めて、作業用PCの設定は万全に。
これにつきました。

今回、ほとんどのワークショップは内容は
それぞれメールで送られているものの、
意図的なのかはわからないですが、
その場で講師がそのワークショップで使うgithubリポジトリを教えてくれたのですが、
そういう形式だということは、メールには書いていなかったので、
自分は、一生懸命VMに自分で一からSymfonyの環境を作るところで力尽きていました。

これには理由があって、
海外での盗難なども考えて、
普段違っているのとは別のmacbookAirを持ってきたのですが、
そういうわけでセットアップが旅行の準備と合わせて、
ほとんどぎりぎり(パリでホテルについてからも夜中にVMにPHPの追加ライブラリなどをDLする二日間)でgithubの鍵設定などもしていなかったのと、
その場でアカウント情報を忘れてしまっていて、
非常にそこで手間取ってしまいました。
ワークショップの案内メールには、
PHPから始まってSymfonyが動くサーバー環境はしっかり構築してきてください、
とは書いてあったのに、githubは書いてなかったのに〜。
でも予測できたことだったので、ちょっと残念。

ワークショップとかは1単位が3時間程度、そして最初40〜50分を講義に使うので、残る数時間のうち、10分とか20分とかでもロスすると、ついていくのに常にハンデになったりして、悲しい思いをしてしまうのは、日本の勉強会でも経験済みだったのに・・・


2日目午後は移動と観光用に時間を充てていたため、欠席。
申し訳ありません!決してさぼったわけではないのですが
私の滞在期間は土曜まで。クリスマス間近のパリですよ。観光しないと!

ワークショップの資料などはもらったし、ドキュメントもじっくり読んで復習してなんぼだとは思うので、全くの失敗だったとは思いませんが、
こういうのも 次海外ワークショップ参加のときは、課題になりそうです(そんな機会がまたいくつあるのかわかりませんが)。

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